こんにちは。
こころの鍼師 金子 敏昭です。
今回は、
ストレスがないのに病気になる理由と、病気の背景にあるもの…即ち、病気が持つ本当の意味についてお伝えしていきます。
前回は東洋医学の視点から、
治りにくい、または再発しやすい病気であればあるほど、身体の潤滑油に相当する働き(疏泄)の異常がより大きく関与して、
その働き(疏泄)は、心の状態にダイレクトに影響されるということをお伝えしました。
つまり東洋医学的には多くの病気で、
様々な心理的ストレスが身体の潤滑油に相当する働きに悪影響を及ぼし、気の流れを悪くしてしまうことが原因になっていることが多いということでした。
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【4分21動画です】
Contents
思い当たるストレスがない場合
でもここで、
もしあなたが何らかの病気を患っているとして、その原因がストレスだといわれても、
「人並みのストレスはあるけど、病気になるような特別なストレスはないけどね〜」
と思われるかもしれません。
確かに、
ちょっとした身体の不調をおこすようなストレスならともかく、
大病につながるようなストレスはなかなか思い当たることがないかもしれません。
実際に、
病気を患っている方で「特別大きなストレスはない」とおっしゃる方は多いのです。
その理由は、
ストレス自体が人に言いにくい内容の場合もありますし、
そもそもストレスが病気に関係しているとは思っていない場合もありますが、
実際には、
自分自身で認識できていないストレス
が、病気を創っている場合がとても多いのですね。
東洋医学的心の多重構造
なぜこのようなことがおこるのかというと、
私達の心は実は二重構造になっているからなのですね。
東洋医学では古来、
自分で意識できる心の領域を『神(しん)』、意識できない心の領域を『魂(こん)』と名付けて、
心がニ重構造になっていると捉えてきました。
心理学の言葉を使ってわかりやすく言えば、
顕在意識=「神(しん)」
潜在意識=「魂(こん)」
になります。
つまり、
大きく健康を損なう病気を患っている方で「特別なストレスはないけどね〜」という場合は、
顕在意識ではなく潜在意識の領域に、自分自身では気づけていないストレスが潜んでいる可能性があるのですね。
潜在意識と気の流れ
そして東洋医学の理論では、
「気をサラサラ流す潤滑油の働き(疏泄)」は、顕在意識よりも潜在意識の方により大きな影響を受けるのです。
だからもし、
潜在意識の中に未完了のストレスが潜んでいる場合は、
無意識的に気の流れが悪くなる分、水面下で病気が進行して大病を患いやすくなるのですね。
これが、
治りにくい、または再発しやすい病気であればあるほど心理的ストレスが大きく関わっているという東洋医学的な理由です。
身体からの訴え
そしてそのような場合、
身体は気の流れが悪くなっていることに気づいてほしいので、
まずは心に重〜い感覚やイヤ〜な感覚等のネガティブな心の状態を創り出して、
“今あなたは気の流れが悪くなってるよ!”
というシグナルを送ってきます。
でもその心の感覚に対して、
「いやいや、もっとがんばらなきゃ…」
という思考で感覚に蓋をして、ストレスに気づこうとせず放置し続けると、身体は、
“まだストレスに気づいてもらえない…”
と感じて、あちこちで身体に不調を起こし始めます。
さらにそれを放置しておくとどうなるかというと、次に身体は大病を患うことで、
“早くストレスを処置して心の波風を鎮めてほしい!”
という強いメッセージを出し始めるのです。
つまり病気の背景には、
“気の流れを悪くしている潜在意識下のストレスを早く処置してほしい!”
という身体の訴え、メッセージがあるのですね。
病気はメッセージ
したがって、
今回の心にいいこととしては、
『ネガティブな感覚や身体的な症状は、気の流れを悪くする未完了なストレスを解消してほしいという身体からのメッセージ』
として捉えてみるということです。
つまり、
「病気は絶対的に悪いもので駆逐すべき敵だ!」
という認識から、身体からのメッセージなんだという認識に変えて、
「病気と戦う!」
という思いを鎮めてあげてください。
そしてまずは、
「この病気やネガティブな感覚は私に何を気づかせたいんだろう?」
というふうに、病気に対する認識を変えてあげるだけで結構です。
それだけでも心の波風は少し静まります。
また、
そのように意識をフォーカスさせるポイントを変えると、あなたが今まで気づくことなく放置してきたかもしれないストレスにも気づきやすくなるものです。
ということで、
是非、病気に対する認識を変えて心にいいことをしてみてくださいね。
最後に今回の内容をまとめると、
まとめ
●東洋医学的にほとんどの病気は、心理的ストレスが気の流れに悪影響を及ぼしている。
●心は意識できる領域と意識できない領域のニ重構造になっている。
●ストレスがなくても病気になる場合は、意識できない領域にストレスがあることが多い。
●気の流れは、顕在意識よりも潜在意識の方により大きな影響を受ける。
●意識できないストレスがある場合は無意識的に気の流れを悪くする分、水面下で病気が進行して大病を患いやすい。
●ゆえに病気は、気の流れを悪くしているストレスに気づいて解消してほしいという身体からのメッセージ。
●「病気は絶対的に悪いものだから病気と戦う!」という思いを鎮めて、「この病気は私に何を気づかせたいんだろう?」と病気に対する認識を変えてあげることが大切。
ということでした。
以上、今回は、
ストレスがないのに病気になる理由と、病気の背景にあるものについてお届けしてみましたがいかがでしたでしょうか?
次回も、
健康を取り戻すための、心にいい情報をお伝えしていきますので楽しみにしていてください。
是非、一緒に心にいいことをしてあなた本来の健康を取り戻していきましょう。
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