こんにちは。
こころの鍼師 金子 敏昭です。
さて、
前回から東洋医学の視点からみた養生法シリーズをお届けしていま
このシリーズは、
心や潜在意識の話を含めつつも、
お暇なときにサラッと読み流せて、
今回は実践編として、『誰でも実践しやすい養生法』
養生の基本
前回の基礎編では、
養生法というのは病気を治し健康を維持する自然治癒力を高めるた
さらに言えば、
養生とは、自然治癒力に必要なエネルギーである「気」を“
つまり、
自然治癒力が低下して病気になる場合は、
したがって養生には、
自然治癒力に必要なエネルギーの生成、循環、
①養生とは、
自然治癒力のエネルギー源である
『気』の【生成】⇨【循環】⇨【排泄】
というルートをうまく働かせることである!
②養生には【生成の養生】【循環の養生】【排泄の養生】がある!
気の生成をうまく働かせる養生法
まずは、気の生成をうまく働かせるための養生法についてです。
自然治癒力の源となるエネルギーには、
生成の養生が関係するのは後天的なエネルギーの方です。
後天的なエネルギーを生成していく際に深く関与するのは飲食です。
ゆえに、生成の養生法として最も大切なのは食養生になります。
つまり、
バランスのとれた食事内容が大切になるということです!
・・・
と言われても、
「それくらいのことはわかってるけど…」
「なかなかバランスまでは…」
という方は多いかもしれません。
確かにバランスの取れた食事は理想ですが、
薬膳のようにバランスを考えて毎日理想的な内容を揃えるのは、
食事のバランスを考え出すと、
今回は、
あえて食事内容より、
バランスのとれた食事はもちろん大切ですが、
具体的には、腹八分目、よく噛む、食事時間を規則正しく、
消化器系に負担をかけると、
その結果、
自然治癒力が低下するだけではなく、倦怠感、むくみ、
胃を守るというのは、
でもしかし…
実際に腹八分目は難しくないですか?
八分目どころか、
噛む回数が少ないとそうなりやすいんですね。
それでは、食事時には意識してよく噛んでいますか?
満腹になってから「あ、忘れてた!」
腹八分目やよく噛むということが習慣になっている方は理想的です
でもそれが難しい方のほうが多いかと思われます。
ではどうすればいいのか…ということなんですが、
『一口の量を少な目にする』
ということです。
これなら食べている間ずっと噛む回数を意識するよりやりやすいで
必然的に食事時間も長めにとれることにもなり、
ダイエットにもよいかもしれませんね。あと付け加えるとすると、
ということで、
生成の養生法としての食べ方のコツは、
これは誰でも実践できて継続もしやすく、
気の循環をうまく働かせる養生法
それでは次に、生成した気をうまく循環させるための養生法です。
気がうまく生成されたとしても、
でも実際には、
自然治癒力が低下して未病になったり病気になったりする場合は、
そのため、
循環の養生で大切なのは運動と呼吸です。
まず運動ですが、何もハードなことをする必要はありません。
運動は気を巡らす機能を促進して、
特に有酸素運動は、気を巡らせる働きを強化します。
そして、
手足を動かすことはエネルギーを後天的に生成する働きを強くし、
特に足腰をよく使うことは、
では、
誰でも毎日できて、有酸素運動で、手足を動かして、
歩くというのは運動の基本です。
この運動の基本さえ押さえておけば、
ただ一つ注意点としては、
あまりノルマを決めず荷物も持たずにブラブラ歩く方が身体の空間
少しでもかまいませんので、
次に呼吸です。
もし運動ができない方は、
呼吸法は、滞った気の巡りをよくするための有効な手段です。
歩く運動ができない方であっても、
簡単な方法をご紹介します。
まず正座かイスに浅く腰掛けて姿勢を正します。(
寝たきりの場合は寝たままの姿勢でかまいません) 次に姿勢を保つ以外の身体の力を、首、肩、腕、胸、お腹、
足という具合に上から順番に抜いていきます。 気の滞りを解いていくにはできるだけ余分な力を抜いてみることが
大切です。 それから、
10秒位かけてゆっくり口から細く長く息を吐いていきます。 身体中の空気を吐ききるイメージで行います。
吐ききったら次に、
鼻からやはり10秒位かけてゆっくり長く吸っていきます。 その際に、吸った空気を下腹部に納めるイメージで行います。
普段2〜3秒で行う一呼吸に20秒位かける意識で5〜
10分位やっていただくとよいでしょう。
これは、気を巡らす効果の高い養生法で、即効性もあり、
これも是非試してみてください。
気の排泄をうまく働かせる養生法
それでは最後に、気をうまく排泄させるための養生法ですね。
気の排泄というのは、
正確には、
これがうまくいかないと、
一般的には、
極論すると、
飲食等で不養生をしても、
それほど重要な排泄で大切なのは、もちろん大小便と発汗です。
自然治癒力を維持するためには、お通じがあること、
もし、すでに大小便が出にくかったり、汗をかきにくかったり、
すでに病気(未病)と判断され、
それらの状態が改善しやすくなるような養生法をご紹介してみます。
●大便について
お通じでは、「食べる物の質」「気の巡り方」が大切になり、
まず「食べる物の質」としては、
脂っこいものや甘いもの、味の濃いものは、
ちなみに、
約二千五百年前の中国で、74歳の長寿を生きた孔子という方は、
逆に食べた方が良いものとしては、通じがよくなるような食材、
たとえば、
エリンギ・えのき等のキノコ類、わかめ・ひじき等の海藻類、
ただし、
便がコロコロで硬い場合は、
また、人によっては亜麻仁油をスプーン一杯や、
どちらもすぐ手に入るものなので、
あとは「気の巡り方」に関してですが、
高齢の方の場合は運動不足、
したがって、
気の排泄の養生法でも、
すなわち、『歩くこと』と『呼吸法』
●小便について
次に小便ですが、
実は小便の出が悪い場合は、
利水作用のある小豆、きゅうり、冬瓜、
もし高齢の方で、小便の勢いがない、キレが悪い、
加齢によって先天的なエネルギーが衰えていることが多いので、
黒豆、山芋、栗、クルミ、クコがそれを補います。
●発汗について
発汗に関しては、
なぜなら、
発汗は体温の調節のための大切な働きですが、
つまり、
汗が出にくい方は、熱がこもることで自然治癒力が低下し、
このような場合は気を巡らせる治療が必要なのですが、
それは、香辛料の中でも辛味のあるものです。中でも「生姜」
ただし、生姜紅茶等の粉末になった生姜は作用がまた異なり、
●生理出血について
女性の生理は、
もし、不要なエネルギーをうまく捨てることができなければ、
ゆえに、
出血量が少なかったり、生理自体がない場合の養生法で、
東洋医学的には、
ここでも気の循環をうまく働かせる養生法が必要になります。
運動であれば、歩くことにこだわらなくても、
心を楽しませるというのがポイントです。
あとは呼吸法をすれば養生としてはOKです。
排泄の養生の中の、小便や発汗、生理に関しては個人差が大きく、
誰にでも当てはまり、
よろしければ、
できそうなものから日常に取り入れて、
そして最後になりますが、
養生を実践していく際に大切になるのはモチベーションの保ち方で
これまで、養生法に関していろいろ述べてきましたが、
養生を続けていく上で、
これは養生を実践していく場合だけではなくて、
病気をやめる場合と似ていますが、
養生や治療を続けていくための理由が「健康になりたい」
確かに、健康になりたい、
その先のプランがないと、
「なぜ健康になりたいのか?」
「健康になってどうするのか?」
という部分が実は大事なんですね。
こういうふうに問われた時に絶句したとしたら、
健康になりたい理由、
養生法を実践する前には、目標の設定を是非してみてくださいね。
ということで、長くなりましたが簡単にまとめると、
●養生とは自然治癒力に必要なエネルギーである「気」を作り、
●養生には生成、循環、
●生成の養生法で大切なのは食養生。
●循環の養生で大切なのは運動と呼吸。運動では歩くこと、
●排泄の養生で大切なのは大小便と発汗、生理出血。
●
ということでした。
以上、ここまで長くなりましたが、
【生成の養生】【循環の養生】【排泄の養生】
もし、これだったらできそうかな…というものがあれば、
これからも不定期ではありますが、
今回の内容が、
あなたの自然治癒力を高めて、
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