こんにちは。
心と身体の専門家 金子 敏昭です。
今回もあなたが病気をやめて健康を取り戻すためのヒントをお届けしていきます。
まずは、最初に質問させてください。
あなたは現在、
自分の本当の気持ちに蓋をして、心の奥底に押し込めたまま我慢していることはありますか?
たとえば、
本当はとても嫌なことがあって、みぞおち辺りが重く苦しい感じがするのに、
我慢して笑顔をつくって必死に耐えていたり…
あるいは、
過去にどうしてもやりたかった夢を何らかの理由であきらめたことがあって、
これまでずっと、心の底に不全感のような重苦しさが張り付いている感覚があるけど、
それは終わったことだと頭で考えて、気にしないようにして無視し続けてきたり…
でも、
このようなことは誰でもあることでしょうし、
特に日本人であれば忍耐は美徳とされるので、程度の差はあれ、これらのことは日常茶飯事かもしれません。
しかし、
もしこのようなことを長期にわたって続けていたとしたら、
実は、病気になってしまう可能性が非常に高くなってしまうのですね。
なぜなら、
私達が本当にやりたいことを我慢して、やりたくないことをやる時には、
脳の苦痛系という回路が働き出してしまうのです。
そうすると、
身体の中でどういうことが起こるかというと、
アドレナリンやコルチゾール等のストレスホルモンが大量に分泌され、
心拍や血圧、血糖値等の数値が上昇し、血液は筋肉に流れ出し身体は戦闘態勢に入ります。
さらにその水面下では、
免疫系の働きに抑制がかかるということもおこってきます。
もし、
このような状態が一日の大半を占めてしまう状況が毎日続くと、病気になるのは自明の理です。
でも残念ながら、
現代人は、一日の16時間くらいは脳の苦痛系回路を動かして過ごすと言われています。
確かに、
自分の気持ちを抑えて周囲のことを考えたり、無私の思いを持ったりすることは、
私達の人格を磨いていき、成長させてくれる側面があります。
しかし、
それが元で大病を患って健康を損なうようなことは、できるだけないようにしたいものですね。
それゆえ、
ここで重要になるのは、あなたが心の奥底に抑えつけてきた感情やそれに伴う体験が、
「今だに思考で説得し続けている状態」なのか、
あるいは、
「すでに心で受け入れることができている状態」なのか、
ということです。
もし、
抑えつけている感情を、思考で無理やり説得して受け入れようとしている状態なのであれば、
それは抑えつけてきた感情が、今だに葛藤として心の奥底で渦巻いている状態です。
たとえば、
「弱音を吐いてはいけない…だから本当のことは黙っておこう…」
と自分を説得して無理に笑顔をつくって、本当は口に出したい心の奥の不安な重苦しさにずっと蓋をしてきている…
等ですね。
このような場合は、
脳の苦痛系回路が働きやすくなり、病気になってしまう確率はかなり高くなるはずです。
ところが、
抑えつけている感情があったとしても、
「その嫌な体験は、将来の自分に必要な資質を得るために起きたことだったんだな…」
などと、完全に腑に落とせているのであればOKなのです。
つまり、
自分の人生を振り返って、嫌だった体験にOKを出せている状態ですね。
これは心で受け入れることができている状態です。
そのように、
思考で抑えつけてきた感情を、心で受け入れることができているかどうかということは、
健康になるか病気になるかを決めてしまうくらい重要なことになります。
それでは、
抑えつけてきた感情の有無や、それを受け入れることができているのかできていないのかを、
どうやって判断すればいいのでしょうか。
それを自分で点検する方法は、
『心の違和感の有無』を感じてみることなのですね。
わかりやすく説明すると、
あなたの心が何を感じているかに意識を向けて過ごしてみて、
もし、
軽い感じや温かい感じ、ワクワクする感じのような心地のよい感覚が多いのであれば、
おそらくあなたは健康です。
でも逆に、
心に重い感じや、なにか引っかかる感じがあったり、みぞおちあたりが締め付けられるような感じがあったり等、
自分の心にしっくりこない感覚があることが多いとしたら、
その心の違和感は、あなたが思考で抑えつけている感情の存在を表しており、
本当の気持ちに気づいてほしいと、潜在意識があなた自身に送ってきているシグナルかもしれないのですね。
そしておそらく大半の方は、
これまで、
「あなたはどう考えますか?」と考えを聞かれることはあっても、
「あなたの心はどう感じますか?」と聞かれたことはあまりないはずです。
つまり、
常に思考を中心にして過ごしているため、心の感覚を無視していることにすら気づいてないことも多いのですね。
心の奥底で無視されて受け入れてもらえない感情は、
やがて身体を介して病気という表現方法で、自己主張をし始めます。
このようなことが実際にありますので、
健康な身体だけでなく健康な心も取り戻すという意味でも、
どうか一度、思考を止めて、
今この瞬間、あなたの心が何を感じているのかを感じ取ってみてください。
苦しい感じなのか…
重い感じなのか…
ザワザワした感じなのか…
軽い感じなのか…
温かい感じなのか…
・ ・ ・
いかがでしょうか?
もし、
なにかしっくりこない感覚があれば、それが違和感です。
心の違和感というのは、
「このままだと病気になってしまいますよ」という潜在意識からのシグナルです。
そして、
その違和感の奥に、
病気を引き起こしてしまう元になる思い込みや信じ込み等の、無意識の思考パターンが存在しています。
病気を引き起こしてしまう思考パターンは通常は無意識化していますので、
まずは、
無意識化しているものに気づいてあげるということが必要になります。
気づいてあげることができれば、思考パターンに変化をつけたり、体験の印象や解釈に変化をつけたり等、
それに対する適切な処置を施していくことが可能になります。
そうすることで、
脳の苦痛系回路の働きが静まり、身体は健康モードに入っていきます。
そうなるためにも、
まずは今この瞬間にあなたの心が何を感じているのか…
一旦思考を停止して、意識を内側に向けて実際に感じてみる習慣をつけてみてください。
そしてそれは、
あなたが、将来的に病気をやめたり未然に大病を防いだりしていく上での、必要不可欠なスキルになります。
是非取り組んでみてくださいね。
まとめると、
●自分の本当の感情(気持ち)を、思考で抑えつけることを長期にわたって繰り返していると病気になる可能性が高くなる。
●抑えつけている感情(気持ち)の有無やそれを受け入れることができているかどうかは、心に違和感があるかどうかを感じてみることでわかってくる。
●無意識化していた自分の本当の感情(気持ち)に気づいてあげることが、心と身体の健康への第一歩。
ということでした。
今回の内容が、
あなたが健康を取り戻して、未来を自由にデザインしていくためのヒントになりますように。
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ご自身で健康を取り戻したいという方は試してみるといいかもしれません。
期間限定とさせていただいておりますので、
よろしければ、あなたが病気をやめて健康を取り戻すためのヒントを、是非お早めに手に入れてください。