健康を取り戻す

健康と病気を分ける脳のふたつの働き ~後編:健康モードへの入り方~

脳の苦痛系と報酬系

前編では、

医療の発達した現代であっても病気で悩む人が多い理由として、病気モードといわれる脳の「苦痛系回路」を常に働かせていることが原因だということをお伝えしました。

ということは、

理屈としては、病気モードから健康モードに入ることができれば身体の治癒が優先されて、病気は治りやすくなるわけです。

でも問題は、どうやって「報酬系回路」を働かせて健康モードに入るかということになりますね。

現代人が常に苦痛系を動かしている原因は、目に見えない何かが自分を脅かしているといった心理的ストレスが原因になっている場合がほとんどです。

ですからまずは、

自分が何に対して脅威を感じているのかを明らかにしていく必要があるわけですね。

たとえば私たちは、表面的には人間関係の問題だったり、仕事上の問題だったり、身体の問題だったり、様々なところから脅威をつくりだして緊張状態に入っていることが多いはずです。

ただ、その事柄を脅威として認識してしまう大本の原因はどこにあるかというと、

ほとんどのケースで、幼い頃の体験だったり、幼い頃の両親との関係性だったり、自分が小さい時にできた価値観や思い込みにあることが多いのですね。

例を挙げると、

幼い頃に、母親が毎日休む暇もなく立ち働いている姿を見て育ったことで、遊ぶことや幸せになることに対して非常に罪の意識を感じるようなプログラム(価値観・思い込み)が無意識にできてしまうことがあります。

そのような場合、

長じてから、楽しんでいる自分にどこか違和感があり、心の底から楽しめない状況になるだけでなく、そこから幸せになることにすら抵抗を覚えて、無意識的にその逆の状況を実現し出すようになる場合があります。

つまり、楽しめない環境や人間関係を無意識に選択して、なぜか自分だけが忙しく立ち働かなくてはならない状況に自然と自分を追い込んでしまうということです。

たとえば、ブラック企業に就職してひどい目にあったり、頼りないパートナーと一緒になったり等ですね。

実はこのようなやりとりが、常に無意識の思考パターンとして潜在意識で繰り広げられています。

そして、それが身体に出た状態が病気ですね。

ということですので、

実際には何をすればいいかというと、これまでの人生の体験を振り返って、過去の体験や親から受け継いだ考え方の習慣、そこからできた無意識の思考パターンを丁寧に丁寧に洗い出します。

そして、

洗い出した無意識の思考パターンに徐々に変化を与えていくことで、現在目の前の事象を脅威と感じている認識自体を、無理なく自然に変化させてあげる必要があります。

そうするとどういうことがおきてくるかというと、病気の方だったら病気が消えるということがおこってきます。

このときに身体の治療をしてもいいししなくてもかまいません。

どちらにしても、脳の報酬系を動かして健康モードに入っていれば、病気は治っていきます。

しかし、もし脳の苦痛系を働かせ続けている状態であるとしたら、どんな治療であっても効果はでにくいはずです。

したがって、健康を取り戻すためには、脳の報酬系を動かしてあげる時間を増やしていく必要があるのですね。

もし今、あなたが何らかの病気を患っているとしたら、それは一時的に報酬系の働かせ方を忘れているだけです。

誰にでも報酬系回路は存在します。報酬系を動かしていくということは、あなた本来の状態を思い出し、本当の自分に戻っていくという作業でもあります。

そしてそれは誰にでも可能なことなのですね。

もしよろしければ、

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