前回の前編では、
東洋医学の視点から白血病を分析し、
白血病とは、
心理的ストレスによって気の流れに内側からブレーキがかかることで、正常な気が余分な熱に変質し、それが徐々に、あるいは急激に肉体を侵していく病気である…
ということをお伝えしました。
また治療としては、
浅いレベルの熱は気を巡らせ邪熱を直接体外に排出させるが、
深いレベルの熱は一旦浅いレベルに持ち上げてくる必要があり、手間と時間がかかるということも併せてお伝えしました。
今回の後編ではいよいよ、身体の原因の大元にある心の原因…
『白血病をおこしてしまう潜在意識からみた心の原因』と『その対策』
についてお伝えしていきたいと思います。
Contents
白血病の大元の原因
前編でもお伝えしましたように、
白血病の直接的な原因である「邪熱」の大元は、心理的ストレスが気の流れに内側から大きくブレーキをかけてしまうことです。
でも…
「心が白血病の原因なわけないよ…」
とか、
「もしそうだとしても
人並みのストレスしかないんだけど…」
と思われるかもしれません。
確かに、
心理的ストレスが白血病に関わっているとしても、言うほどにひどいストレスを受けた記憶やそれと思い当たることは、なかなかないかもしれません。
ただそれは、
『表面的な意識では…』
ということになるのですね。
実は、私達の心は二重構造になっていて、
「顕在意識」という表面的な意識の領域と
「潜在意識」という普段意識することができない無意識の領域があるのです。
白血病を含め、ガンや膠原病等の様々な難病を患う方の場合は、すぐに思い当たるような表面的なストレスというよりは、
長い間、潜在意識に押し込めたまま解消されないでいる根深いストレスが、水面下で常に気の流れにブレーキをかけている状態にあることが多いのですね。
つまり、
表面的な意識では普通にしていても、知らず知らず無意識的に内側から気の流れにブレーキをかけ続けている…
ということが実際にはよくあるわけです。
このようなことが、
白血病に限らず、特に難病等で身体に対する治療をしてもなかなか改善しなかったり、一旦良くなったように見えてもまた病気が再発したりする原因のひとつになるのですね。
たとえて言えば、
草取りをしていても根っこが抜けずにそのまま残っている…
という状況に似ているかもしれません。
病気と心理的背景
そして意外なことに、
病気には身体のどの部位、どの機能を患うかによってそれぞれ心理的ストレスの傾向性のようなものが存在します。
たとえば、
子宮や卵巣が関わる疾患であれば、社会で男性と競争して勝たねばならない負けたくないという気持ちが
『自分の女性性を否定したい』
という思いを潜在意識に芽生えさせたり、
循環器系が関わる疾患であれば、特定の人に対する
『対人関係における強い怒り』
が潜在意識にあったり、
パーキンソン病であれば、自分や他人、世間に対しての
『〜は〜であるべき』
『〜は〜であってはならない』
という感覚が非常に強く潜在意識に刷り込まれていたり等々、
特定の症状や病気と心理的ストレスにはある程度の相関関係があります。
もちろん、
病気をおこす心理的背景には人それぞれに違ったものが複雑に絡み合っていますので、すべての方にそれが当てはまるわけではありません。
ただ、
白血病にも同様に、骨髄内の細胞をガン化させてしまうような心理的ストレスの傾向性はやはりあるのですね。
いずれにしても病気というのは、
長い間、口に出せなかった心の奥底にある本当の思いを、潜在意識が身体を使って表現してくれている大切なメッセージなのですね。
白血病をおこす心の理由とは?
それでは、
白血病をおこしてしまう心理的ストレスとは何でしょうか。
それは、
『自分の人生には喜びがない…』
『自分の人生には自由がない…』
等の感覚が潜在意識に存在していることです。
たとえば、
人に勧められたから…
親に言われたから…
先生の言うことを聞いて…
周囲にこう評価されてるから…
等のように、
強い義務感から自分の価値観や基準を心の奥底に押し込め、周りの人の意見や評価、世間の常識等を優先していたり、
常に自分を律することで、周囲の期待に答える自分を演じていたりするような場合です。
もちろん、すべての方にそれが絶対に当てはまるわけではありませんが、
もしそのような心の傾向性がある場合は、
自分の外側にある基準に自分をすり合わせていこうとしてしまうあまりに、自分の価値観や基準を尊重していく機会が失われ続け、
普段がんばってはいても水面下の潜在意識では、「自分は蔑ろにされている…」という感覚が徐々に育っていきます。
それは次第に、気の流れに内側からブレーキをかけ続けるようになるのですね。
そして血液は、「自由」や「喜び」を象徴しています。
その血液を作り出す骨髄に病巣を創り出すことで、本来の自由や喜びを取り戻してほしいと身体を通してのシグナルを送り始めるのです。
つまり、
他人を尊重し過ぎるあまりに一方で自分を蔑ろにし過ぎるという、『心の中の自他の尊重バランス』が崩れ、アンバランスな状態を起こしているわけです。
他の人の想いを尊重したいという気持ちはとても素晴らしく健全な心的態度だと思います。
ただひとつ言えば、
他の人の想いが大切であるのと同じくらい、
あなたの想いもまた大切である
ということを思い出してください。
そのことを忘れると、やはり心の陰陽バランスの崩れをおこしてしまうのですね。
実は心のあらゆる想いの中にも、陰陽の平衡バランスというものがあります。
心の陰陽の平衡バランスが崩れた時、それは身体の陰陽バランスの崩れとして病気を引き起こします。
白血病をおこしてしまう大元の理由には、実はそのような心理的背景があったのですね。
その対策
ここまでの内容で、
自分の基準や価値観を尊重できていない状態が、自分が蔑ろにされているという心理的ストレスにつながる時、骨髄の血液を作り出す細胞に異常をおこしてしまうことがわかりました。
では次に、
「それはわかったけど、結局どうすればいいの?」
ということになりますが、何をおいてもまずやっていただきたいことは、
周りの人の意見や世間の常識、評価を一旦横に置いて、
『自分は本当はどうしたいのか、どうありたいのかを思い出す』
ということです。
自分の意見や基準が、いつの間にか他の人の意見や基準にすり替わってしまい、自分の意向が不在になっているということはよくあるものです。
普段、何気なく無意識的に使っている思考パターンの中にこのような傾向性がないかどうか、気づいていくということがまずは大切です。
最初はなかなか難しいかもしれませんが、意識してみてください。
そのように、
心の中にある当たり前だと思ってきた想いの内容をひとつひとつ丁寧にチェックして、少しずつ自分の基準や価値観を取り戻していくということを繰り返すと、
徐々に潜在意識は、身体を利用してあなたにメッセージを送る理由がなくなってきます。
なぜなら、
自分の基準や価値観を尊重することで、本来の自由や喜びを感じることができるようになるからですね。
すると、
気の流れに対する内側からのブレーキも解除され、あなたの現実にも変化が起こり始めます。
その変化は、
普段の日常生活で気分がよくなっていることで気づくかもしれませんし、
身体の倦怠感が軽くなることで気づくかもしれません。
または、
日常であなたの出会う人のタイプが変わってくることで気づくかもしれません。
いずれにしても本当の変化は常に内面から起こります。
そして、内面の変化は必ず外に現れます。
内面が変わるからこそ
「気がついたら病気を卒業していた…」
ということになるのですね。
身体の治療ももちろん大切ですが、それだけではなく今回お伝えしましたように、心の陰陽バランスを整えていくということは、
きっとあなたが病気をやめて健康を取り戻すためのきっかけになるはずです。
ということで最後にまとめると、
まとめ
●病気は、長い間、口に出せなかった心の奥底にある本当の思いを、潜在意識が身体を使って表現してくれているメッセージ。
●白血病を含め難病の場合は、表面的なストレスというよりは、潜在意識下にある根深いストレスが常に気の流れにブレーキをかけ続けていることが多い。
●それが、身体に対する治療でなかなか改善しなかったり、一旦良くなったように見えてもまた再発したりする原因のひとつになる。
●白血病には「自分の人生には自由や喜びがない」という感覚が潜在意識下にあり、それが「自由」や「喜び」を象徴する血液を作り出す骨髄に病巣を創り出す。
●自分の価値観や基準を心の奥底に押し込め、世の中の常識や周りの評価に自分をすり合わせるのではなく、自分の価値観や基準を思い出して尊重してあげることが大切。
ということでした。
以上、今回は前後編にわたり、
東洋医学の視点からみた白血病の原因と、白血病を創り出す心(潜在意識)の原因について解説してみました。
ただ、細かいことを言えば、
白血病を患う方の強い義務感、自分を律する理由を創り出した体験や価値感、無意識の思考パターンは人それぞれです。
実際には、それらが複雑に絡み合った状態を丁寧に紐解きながら、ひとつずつ解消していく必要があります。
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