喘息と潜在意識

東洋医学と潜在意識から紐解く喘息をおこす本当の理由とは?:後編

喘息と潜在意識

《前編のつづき》

前回の前編では、

東洋医学の視点から喘息を分析し、

喘息の原因は、

ヒューヒューゼェゼェの原因となる「湿痰(しったん)」と、気道に炎症をおこす「邪熱(じゃねつ)」という毒素が、呼吸器系の働きを邪魔しておこることが最も多い…

ということをお伝えしました。

治療としては、

身体の水巡りをよくする治療や気を流し熱を散らす処置に加えて、飲食の節制・適度な運動、ストレスの解消等の養生が不可欠ということと、

喘鳴の発作がない緩解期は、湿痰を体外に排出する治療と湿痰をためない養生を継続することが重要ということも併せてお伝えしてきました。

今回の後編ではいよいよ、身体の原因の大元にある心の原因…

『喘息をおこしてしまう潜在意識の本当の理由とその対策』

についてお伝えしていきたいと思います。

喘息の大元の原因

ここまでで、

喘息は「湿痰」と「邪熱」という毒素が原因だと言いましたが、気管支の慢性的な炎症に直接つながりやすいのは「邪熱」の方です。

そして、

身体に炎症をおこす「邪熱」には、心理的ストレスが大きく関与しています。

慢性化して治りにくいタイプの喘息では特にそうです。

その多くは、心理的ストレスが気の流れに内側からブレーキをかけることで、滞った気が圧縮されて余分な熱に変質したものが気管支に炎症をおこすようになるのですね。

でも…

「心が喘息の原因なわけないよ…」

とか、

「もしそうだとしても
言うほどのストレスはないけどねぇ…」

と思われるかもしれません。

確かに、

喘息を患ってしまいそうなひどいストレスを受けた記憶や、それと思い当たることはなかなかないかもしれません。

ただそれは、

表面的な意識では…

ということになるのですね。

実は、私達の心は二重構造になっていて、

「顕在意識」という表面的な意識と
「潜在意識」という普段意識することができない無意識の領域があるのです。

喘息を含め、様々な難病を患う方の場合は、すぐに思い当たるような表面的なストレスというよりは、

長い間、潜在意識に押し込めて不完了になっている根深いストレスが、水面下で常に気の流れにブレーキをかけている状態にあることが多いのですね。

つまり、

表面的な意識では普通にしていても、知らず知らず無意識的に内側から気の流れにブレーキをかけ続けている…

ということが実際にはよくあるわけです。

これが、特に難病等で身体に対する治療をいくら行ってもなかなか病気が良くならない原因のひとつになるのですね。

たとえて言えば、

草取りをしていても根っこが抜けずにそのまま残っている…

という状況に似ているかもしれません。

病気と心理的背景

そして意外なことに、

病気には身体のどの部位、どの機能を患うかによってそれぞれ心理的背景の傾向性のようなものが存在します。

たとえば、

子宮や卵巣が関わる疾患であれば、社会で男性と競争して勝たねばならない負けたくないという気持ち

『自分の女性性を否定したい』

という思いを潜在意識に芽生えさせたり、

循環器系が関わる疾患であれば、特定の人に対する

『対人関係における強い怒り』

が潜在意識にあったり、

パーキンソン病であれば、自分や他人、世間に対しての

『〜は〜であるべき』
『〜は〜であってはならない』

という感覚が非常に強く潜在意識に刷り込まれていたり等々、

特定の症状や病気と心理的ストレスにはある程度の相関関係があります。

もちろん、

病気をおこす心理的背景は人それぞれに違ったものが複雑に絡み合っているので、絶対にそれが当てはまるわけではありませんが、

喘息にも同様に、気管支に炎症をおこしてしまうような心理的ストレスの傾向性はあるのですね。

いずれにしても病気というのは、

長い間、心の奥底に無理に押し込めてきた口に出せない本当の思いが、身体を使って送っているメッセージなのですね。

喘息をおこす潜在意識の理由とは?

それでは、

気管支に炎症をおこしてしまう喘息の心理的な背景とは何でしょうか。

それは、

『解消されていない悲しみがある…』

『泣きたい感情を抑圧して息苦しさを感じている…』

『喉まで出かかっているのに言えないことがある…』

等の感覚が潜在意識に存在しています。

たとえば、

親の言われた通り、あらかじめレールが敷かれた人生を自己決定感なくただ進んでいく

もしそのような生き方を強いられると、

自分の人生を生きていないという思いが心の深い部分では悲しみや息苦しさ、不全感につながり、気の流れに内側からブレーキをかけ続けるようになります。

そのような心理的抑圧からおこった邪熱は実は肺の病気として現れやすいのですね。

実際に東洋医学では「怒り」や「悲しみ」等の特定の感情が、身体のどの機能に影響を与えるかを分類しています。

その中で、

特に「悲しみ」の感情に影響を受けやすいとされるのは呼吸器系です。

飲食の不摂生や胎毒によって生じる「湿痰」が、肺を狙い撃ちしてヒューヒューゼェゼェの原因となる理由もそこにあります。

つまり、

潜在意識に「悲しみ」の感情が解消されずに存在しているだけで、呼吸器系の気の流れにブレーキがかかり、肺の病気がおこりやすいベースをつくっているいうことです。

喘息をおこしてしまう大元の理由には、実はそのような心理的背景があったのですね。

じゃあどうすればいいの?

ここまでの内容で、

本当の自分を表現できていない状態が心の深い部分で悲しみや息苦しさにつながる時、肺に異常をおこしやすくしてしまうことがわかりました。

では次に、

「それはわかったけど、じゃあどうすればいいの?」

ということになりますが、

誰でもひとりでできる一番簡単な処方箋としては

『過去の体験から今に役立っている点や感謝できる点を見出す』

ということです。

やり方としては、

まず、あなたの過去を振り返ってみて、本当はとっても嫌だったことや悲しかったことを3つくらい思い出してみてください。

そしてその出来事の中で、その経験をしないとわからなかったことやできなかった体験はなかったか考えてみてください。

たとえば、

「昔、自分の夢が叶わなくて挫折を経験したことでその時はすごくつらかったけど、後になって心の底から本当にやりたいと思うことに出会えたから、あの時挫折してよかったのかも。」

とか、

「病気で入院して自分と向き合う時間がたっぷりあったからこそ、何にでもダメ元でチャレンジしていこうというメンタリティができたのかも…当時はドン底だったけど今の自分があるのは病気のおかげだと思う。」

等ですね。

コツを言うと、

『人生には必要なことしかおきていない』

という視点で考えてみてください。

最初はなかなか難しいかもしれませんが、心にしっくりとくるあなただけの答えは必ずあります。

そのように、

過去の体験をひとつひとつ丁寧に紐解いて、悲しみや息苦しさをうまく成仏させてあげるということを繰り返すと、

徐々に身体は肺を利用してあなたにメッセージを送る理由がなくなってきます。

なぜなら、

後天的にできた社会的なあなたが影をひそめて、本当のあなたが本来の自分を表現できるようになるからですね。

すると、

気の流れに対する内側からブレーキも解除され、あなたの現実にも変化が起こり始めます。

その変化は、

普段の気分がよくなっていることで気づくかもしれませんし、喘息の発作が軽くなることで気づくかもしれません。

または、

日常で、あなたの出会う人のタイプが変わってくることで気づくかもしれません。

いずれにしても本当の変化は常に内面から起こります。

そして、内面の変化は必ず外に現れます。

内面が変わるからこそ

「気がついたら病気を卒業していた…」

ということになるのですね。

あらゆる物事は、必ず陰陽2つの解釈ができるようになっています。

それを「体感」してみることは、

きっとあなたが病気をやめて、健康を取り戻すためのきっかけになるはずです。

ということで最後にまとめると、

まとめ

●病気は、長い間心の奥底に押し込めてきた口に出せない本当の思いを潜在意識が身体を使って表現しているメッセージ。

●本当の自分を表現できていない状態が、心の深い部分で「悲しみ」や「息苦しさ」につながっている時、肺の病気をおこしてしまう。

●一番簡単な処方箋としては、人生には必要なことしかおきていないという視点で、過去の体験から今に役立っている点や感謝できる点を見出す。

ということでした。

以上、

今回は前後編にわたり、東洋医学の視点からみた喘息の原因と喘息を創り出す心(潜在意識)の理由について解説してみました。

ただ、細かいことを言えば、

実際には喘息を患う方の心理的背景や潜在意識の理由、

その理由をつくったそもそもの無意識の思考パターンには人によって違いがあります。

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