こんにちは。
心と身体の専門家 金子 敏昭です。
今回もあなたが病気をやめて健康を取り戻すためのヒントをお届けしていきます。
さて今回は、
ガンになりやすい性格とその対処法について、総論的にできるだけわかりやすく解説していきたいと思います。
「えっ…?」
「ガンになりやすいとかに性格なんか関係あるの?」
と思われましたか?
ちなみに、
心や性格といってしまうと、とらえどころがないように感じてしまいますが、
心や性格をわかりやすく言い換えると、「考え方の習慣」のことです。
・・・
と、いわれても…
いくらストレスが身体に悪いとはいえ、考え方の習慣でガンになるというのは、現在の医学や一般常識では非常識なことですね。
ただ、医学以外の分野では、
遺伝子の情報が、後天的な環境や習慣によって影響を受けることや、
素粒子という最小の物質の動き方が、人の思考によって変化するということは、
科学的にもわかってきていることです。
これらの事実は、
私達の思考や習慣が、良くも悪くも物質としての身体に大きな影響を与える可能性を示唆しています。
そして実際に、
心と病気との関連性は、
ずいぶん昔から世界中で研究が進んでいる分野なのですね。
心と病気の関係性を解明するために、医学的な観点からは、
精神神経免疫学(Psychoneuroimmunology)
という分野で研究が進んでいます。
そして精神神経免疫学を長年研究してきたガボール・マテ医師は、
『多くのがん研究でいちばん共通して挙げられているリスク要因は、特に怒りに関する感情を表現できないことである。』
ということを著書に著しています。
また、以前アメリカで行われた調査では、
ガン患者には、怒りや悲しみ、不安、恐怖等のネガティブな感情を表に出さない傾向があるということがわかり、
そのような精神的傾向性に「タイプC」と名付けました。
怒りや悲しみ等のネガティブな感情を表に出さず、自分よりも他人を優先するような気づかいをするというものですね。
いずれにしてもガンを発症する場合、
特に怒りや憤りの感情を抑制してしまい、感情をため込んでしまう思考習慣がありそうです。
それは、人格の修養によって身につけた徳の部分ではあるのですが、
一方では、自分の本心を押し殺している部分もあるということですね。
確かに、
怒りの感情をそのままストレートに外に出してしまう習慣がある場合は、
周りからひんしゅくを買いやすいでしょうし、人間関係にも不調和がおこりそうです。
しかし、
本当の感情を思考で抑えつけてそのままにしておくと、
抑えつけられた感情がマグマのように溜まっていき、やがてはどこかにそのはけ口を求めていきます。
特に怒りや憤りを抑制する習慣がある場合は、その怒りがガンとして物質化していきやすいということですね。
したがって、
もし「これ、思い当たるな〜。」ということでしたら、
少しずつでかまいませんので、感情を素直に表現する習慣をつけてみてはどうでしょうか。
日本では、ストレートな感情表現は敬遠されるかもしれませんが、
口で言えないことを身体で表現してしまうのが病気です。
だとしたら、
なにもストレートでなくても、言葉を選んで自分の意見を伝えることは、大病を防ぐ意味でとてもよいことなのです。
これは、
自分の感情を相手に叩きつけることとはまったく別次元の行為であり、
本当の自分を表現していく行為になります。
本当の自分を表現し始めると、心の奥底に溜め込んだ感情が少しずつ解放されていきますので、
ガン等の病気という形をとって、身体を使って伝えたいことを表現する必要もなくなるのですね。
ということでまとめると、
●ガンになりやすい性格は、怒りや憤りを思考で抑えつける習慣がある。
●抑えつけられた感情は心の奥底にマグマのように溜まり、やがて病気という形をとる。
●抑圧された感情を解放すつために、少しずつ自分の感情を伝えていく習慣をつけましょう。
ということでした。
以上今回は、
ガンになりやすい性格とその対処法について、総論的にお伝えしてみましたがいかがでしたでしょうか。
今回の内容が、
あなたが病気をやめて健康を取り戻すための何らかのヒントになるよう願っています。