こんにちは。
こころの鍼師 金子 敏昭です。
今回もあなたが病気をやめて健康を取り戻すためのヒントをお届け
さて、今回はガンについて取り上げてみたいと思います。
しかしガンについての情報は巷に溢れていますので、
このブログでは、
私が専門とする東洋医学の視点から、
できるだけわかりやすくお伝えしていきます。
ただ、
それだけだと単に東洋医学の情報で終わってしまいますので、
これまでにない視点、すなわち、
潜在意識の視点からみた、『ガンを形成してしまう心の原因』
炎症がガンの発症を促す?
それではまず最初に、
もうご存知のことかもしれませんが、
最近の医学の研究成果において、
ガンはもちろん、糖尿病や心筋梗塞、
「慢性炎症」というものがあります。
慢性炎症というのは、
急性の炎症との大きな違いは、
赤く腫れて熱をもってズキズキ痛む等の典型的な特徴がないため、
最近、その慢性炎症が、
ガンを含めて様々な病気の発症に関わるということがわかってきた
「万病の元」とか、「サイレント・キラー」
もちろんガンは、炎症が直接原因の病気ではありませんが、
炎症がガンの発症を促して、さらに促進するというのは、
たとえば、
胃や食道、胆のう、大腸等に炎症がおこると、
その理由は、
長期間、慢性的に炎症が続くことで細胞が死滅し、
そのようなガンに対しては、
転移がなく、外科的に切除が可能なら手術で切除しますね。
転移があったり、それが疑われる場合は、
さらに現在では、
これは、
それによって、
免疫にガン細胞をやっつけてもらうということです。
以上、簡単ではありましたが、
ガンを東洋医学で分析すると…
では次に、
東洋医学では、
東洋医学では、ガンを「積聚(しゃくじゅう)」
積聚の原因は、簡単に言えば毒素が結集することです。
東洋医学では、身体に不要な毒素のようなものを「邪気(じゃき)
積聚に関わる邪気は、4種類あります。
以下、4種類の邪気を簡単に紹介してみます。
1つ目は、
生命エネルギーである「気」
この病態は、身体の様々な生理機能を低下させてしまいます。
2つ目には、
気の鬱滞が長期化することで、気が余分な熱に変質してしまった「
これは、身体の様々なところに炎症を起こしていきます。
3つ目は、
身体の水分の代謝機能がうまく働かなくなることで水はけが悪くな
これは、
そして4つ目には、
血の流れが悪くなり、血が滞りがちになって形成される「瘀血(
これは、婦人科系統の病気によく関わる邪気です。
以上の4種類の邪気がそれぞれ強固になり、
●気滞:各種の邪気をくっつける接着剤の役割
●邪熱:ガンの成長を促進するエネルギー
●湿痰:ガンの物理的な塊を形成する
●瘀血:ガンの物理的な塊を形成する
(※塊をつくらない白血病等のガンは、
しかし逆に言えば、
この4種類の邪気が揃わなければ、ガンにはならないのです。
ゆえに、
これらの邪気が、
すなわち、
邪気の種類や程度、それが形成されたメカニズム、
東洋医学では、ガンは4種類の邪気(毒素)の塊!
治療は、体質やガンが形成されたメカニズムを考えて、それぞれの邪気を下す処方をしていくことが大切!
積聚の重症度ステージ分類
それでは、
もしガンなってしまったら、もう手遅れなのでしょうか?
答えはノーです。
確かに、積聚ともなると簡単に下せる邪気ではなくなってきますが、
実は、
積聚にも、その重症度を毒素(邪気)と気(エネルギー)
簡単に図にしてご紹介すると、
●初期… エネルギー > 邪気
●中期… エネルギー = 邪気
●末期… エネルギー < 邪気
ということになります。
東洋医学のガンにおけるステージ分類のポイントは、
このステージ分類で初期の場合は、
強固な邪気が相手とはいえ、気が充実しているため、
つまりまだ改善の望みはあるのですね。
このへんは、
西洋医学で言う早期発見が大切だという考え方と同じですね。
西洋医学では、
ガンの手術後の体力を回復させたり化学療法の副作用を緩和したり
実は本来の東洋医学には、
手術や抗がん剤と同様に、
一番厄介な邪気とは…?
しかし、
ステージ分類で中期や末期になってくると、
徐々に気(エネルギー)が不足していくことで、
ゆえに、
身体にアプローチする医学としては、このあたりが、
それに加えて、
ガンの治療をする上での最も厄介な要因が、実は「気滞」です。
気滞は、
つまり、この気滞を解消していくことができなければ、
ステージ分類で初期の段階では、
まだ気(エネルギー)が充実しているだけに、
しかし中期や末期になると、
気自体が不足して流れも悪くなるので、
もし気滞が解消できたなら、
では、
そもそも気滞という邪気は、どうやって形成されるのでしょうか?
後編では、気滞のそもそも論と、ガンを形成してしまう心(潜在意識)